
大学や公的な研究機関はもちろん、多くの民間企業でも研究部門を設置して新技術・製品の開発や品質管理などの業務が行われています。日本を支える産業は工業製品を製造して高付加価値を得るというビジネスモデルを構築しており、高品質・高機能の商品を開発するために多くの人が研究職の分野で働いています。研究のお仕事は非常に需要が高いものの、現場で求められる高度な人材が慢性的に不足しているといえます。これに加えてこの世界は非常に専門性が高いことから、雇用主と労働者の間でマッチングが難しい世界でもあります。
研究開発の現場では、必要とされる専門知識をもつ優秀な人材を得る目的で派遣会社が利用されるケースが多いようです。派遣で研究職の仕事に就くためには、最初に派遣元の会社に登録する際のエントリーシートが大切なポイントといえます。なぜなら、派遣会社に提出するエントリーシートは雇用主が求める専門的知識やスキルを持っているかどうかを示すための唯一の手段だからです。研究職のスタッフに登録する際に提出するエントリーシートを作成するポイントは、自分の専門分野と実際に使用可能な装置や技術などのスキルの2点を簡潔にまとめることです。
専門分野についてですが、大学・大学院の研究内容やそれまでの職歴に基づいて、素人でも理解できるように分かりやすく丁寧に解説するようにしましょう。過去の学会発表・特許・誌上発表などは、リストを作成しておきます。離職した後も連名論文が投稿されている可能性があるので、エントリーシート作成時にGoogleScholarで自分の名前で検索をかけてみることをおすすめします。使用可能な装置やスキルは具体的に記述するようにして、可能であればメーカー・装置名なども記入します。
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